nikki

日記

雑記

少し前にお付き合いしている人のご両親といい感じのイタリアンで会食して脂汗かいてコミュ障ぷりを披露したりしたんだけど、まあやはりとてもしっかりしたご両親で、かようにしっかりしたご両親にしっかり育てられた息子さんということで非常に納得がいったし、立派な方々のところにわたくしのような山猿がお邪魔して本当にすみませんという気持ちになった。そんなこんなで背筋が少し伸びたのでもう本当早く死にたい……という気持ちからいつ死ぬかわからないけど少しずつでもちゃんとしようと思い職を探したりして、一先ず先立つもの分くらい稼ごうとスナックで働きながら別の就職先を探すことにした。面接にいったらまあじゃあ明日から来てくださいという感じであった。
スナックというところはお金に余裕のあるおじさんたちがいい酒をチビチビ飲みつつおしゃべりしたりカラオケしたりして楽しい時間を買いに来るところのようなので、まぁおしゃべりで楽しませなくてはいけない。が、スナックで働いたことなどないし、スナック業界ルール(なにかにつけておしぼり出しまくるとか)、お店での立ち振る舞いがさっぱりわからないので、右往左往しママに「もっと落ち着いて!」と叱られ、また根っからの人見知りなので話題の振り方も最初は分からずお客さんに「目が泳いでる」と言われる始末であった。ママに「そんなんじゃお嫁に行けないよ?」とたしなめられるにつけて、(あー、私は仕事は大したことが出来ないし、家事を完璧にこなせるわけでもない、おまけに○○○○だし本当に人間のクズだなぁ……寄生虫として生きていくしかないのかしら、でもめいっぱい働いたら働いたで子供も産まずにこの○○とか言われるのかな……女って、私ってなんなんだろうな……死にたい)という気持ちが駆け巡るのだが、表面化では「あははー絶対に上手になってお嫁に行きたいですねー」と言う。
他にも色々と書きたいことがあるのだが、これは無事にスナックを辞めることになったらその機会にしようと思っている。
あとやっぱり高いウィスキー美味しい。スナックで働くと高くてうまい酒のおこぼれを頂戴できてそこだけは本当に最高としか言いようがない。

かぐや姫の物語

かぐや姫の物語を見てきた。凄い良かった。

 

 

 

登場人物のディフォルメされている顔が泣いたり笑ったりでくしゃっとなるところが非常にリアルで赤子がわっと泣き出す直前の顔とか、終盤の翁がぐしゃぐしゃと顔を歪めながらぽろぽろと泣くところとか本当に良かった。ディフォルメがあるんだけど、情報量が多いの凄い。

小人から赤子になるメタモルフォーゼの仕方とかも絶妙だった。

多分本当はああいう動きにはならないんだけど、赤子がコロコロ動いてまわる動きとかもかわいらしくて、マジ子は宝……って思った。

翁が立ったかぐやを必死に呼ぶシーンはちょっと狂気を感じて鳥肌たった。

かぐやが正体を無くしたように走り去るシーンとかも線がめちゃくちゃ良かった。

桜の下でくるくるするシーンとかも、線がきれいだったな。

かぐや姫って教科書とかで読む時には最初からあんまり人間っぽくないと言うか、大きくなるまでのエピソードとか具体的には無いから、感情移入とか意思疎通が完全には出来なそうなやっぱりちょっと月の人っぽいんだけど、この映画みたいにある程度生い立ちを描く事で分かるようになる→エンディングでのつらみが増すって感じが良かったっていうか上手いなあと思った。

あのかぐやを迎えにくるときの音楽がなんかチャカポコチャカポコしてるのも、月の人たちは感情とかそういうのを超越してる存在っぽい(如来っぽい姿形と言うか)から、\お迎えにきたよ〜/っていう、感情がある人々に対しては無慈悲にな感じの仕打ちがつらみを高めててよかった。

あと帝の顔は完全に学園ハンサムで唇がてゅるんてゅるんで目がクリクリだったので吹き出すのを堪えるのが辛かった。その目を見開いた顔で静止するなとか思ってた。

まどかマギカ映画見てきた

ネタバレがあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前半はファン映画として良かった。

キャッキャうふふしたり共闘しているシーン、とても良い……

みんなが仲良くしていればしている程きっとこれから絶望のどん底に落とされるんでしょうという不穏さが漂う。

ダンス変身シーンは、魔法少女物の変身シーンに変身(してパワーアップする等)以外の意味を付与するものとしてめちょよかった。かっこいい

ほむらがお腹のところで手をくるくるしていたのはバレエのマイムかなって思ったんだけど該当するマイムの意味が分からなかった……。

後半もアクションにかなり気合いが入っていてウワーかっこいい

全体を通して背景、美術が凄くカッコいい

クール

「円環の理」の円がまどかとかけてあるの見ながら気がついた(遅い)

銃撃戦もめちゃクール。

あの最後の展開は、物語の続きを予感させる終わり方としてあれしかなかったんだろうなと思った。

絵コンテが凄いことになっているとパンフに書いてあったので絵コンテ集が出たら見てみたい。

パンフにシールが貼られていてウワーッ綺麗にはがせなかったらつらい!と思ったけど、そこは綺麗にはがせるタイプのやつでほっとした。

ほむら役の千和さんのクレバーさというか内容に対する真摯さが伝わってくるインタビューよかった。

ほむらとまどかのすれ違いが辛すぎるので次回作があるならそこで解消されると良いですね。

次みるときはストーリーでは無くもっと細かくビジュアルを見たいと思います

箇条書きで以上です。

展示見てきた

恵比寿の写真美術館へ。写美行く時道中でいつも、は〜ブルジョア〜〜〜〜は〜〜〜、みたいな薄暗い気持ちになる。

米田知子「暗なきところで逢えれば」を見る。

歴史の知識が必要になる。何でもそうだけど作品を見る前提に自分の知識が必要な展示は見た後どっと疲れる。面白かったので図録買った。

大概キャプションとか解説とか見る前に一度ぱっと作品見ちゃうんだけど、冒頭のSinceシリーズはぼけっとただ見るとアー綺麗とか思うんだけど実際には歴史上陰惨な感じの事があった場所だったりして、タイトルと作品と交互に見て暗澹たる気持ちになった。再生と希望ってキャプションに書いてあったけど私は絶望感のが強かった。

場にあったキャプションだけであーなるほどと思ったのがKimusaシリーズとパラレル・ライフシリーズ。

Kimusa27のよくわかんないランプが二つ並んでるヤツで怖くなって一人で少し震えてた。

パラレル・ライフは分かりやすかった。スパイ活動してた人の会談とか取引場所が技法でぼやかして撮ってある。最近移動していると自分がどこに居るのかよくわからなくなることがあったり、あと訳あって所謂ネカマみたいな事をする必要があってしてたんだけど、どんどん本当の自分と不可分になっていく感じがあってこりゃやばいぞってふと我にかえって分からなくなったりしている。生きるのに向いてない。

ということがあったりしたのでなんかぐへっときた。自分が居る場所が分からなくなるのは迷子で良いと思うんだけど、自分の精神の場所や形が分からなくなるのは自己喪失ってことでよいのだろうか。スパイや役者は自己喪失しないのかな。心臓に毛が生えてるのかな。(質問ではありません。)

あと会場でゴーーーーっとか鳴ってるのあざといと思うんだけどどうなのか。

売店がカップルで混んでてすぐいやな気持ちになるのやめたい。あと多賀新の絵が好きだ。

 

お腹減ってたけどファーストフードに入る気にもなれず、かといって高い飯を食べる金もない、しかも外暑い、いやだなとか思っててぼーっと伊勢丹で涼んでたら気が狂って石けん買ってた。そのお金でご飯食べれば良かった。

 

この人の作品をもっと見たくなったので、そのままシュウゴアーツへ。機械に騙され人形町で降りてしまい隅田川を渡る羽目になり私の足と腰は死んだ。古傷が痛い。

隅田川見ながらふらふら歩いてたらなんかビニールみたいなの浮いてるように見えたものは川のそばのビルの窓に反射して光る水面だったのでちょっとおってなった。

ここで一句。道ばたで涙溢れる。📍水天宮。茫然自失。魂、何色。

同ビル内で色々見れるので上から順当に見てったけど一番上の階にあった作品がサイケデリックな感じで精神が不安定になったので5分で階下に降りた。気持ちが不安定な時に色彩が強烈で人間の形をしたものが配置してある類いのものを長い時間視界に入れておくと「キエーッ」とか叫びたくなるので、意識的に入れないようにしている。赤いものとかも動悸が激しくなるので目に入れたくない。生肉のでかいヤツとか。生きるのに向いてない。

 

畠山直哉 「BLAST」

コントロールされた爆破ってエクスタシーだなあと思う。解説とかよまなかったからそういう緩い感じで見た。

米田知子 「Rooms」

もうすぐ終わっちゃうしと思ってきたけど、割と展示内容が写美と被っていて、自分が悪いんだけど疲労感も相まって、一瞬「あ!これ、進研ゼミでみたやつだ!」みたいなテンションになってその後すぐ凹んだ。よっぽど好きなら二つとも見れば良いと思う。綺麗だったけど。 

 

どっとつかれたんだけど、まだ時間あるし折角not hikikomori なのでもうちょっとどっか行こうと思ってカキモリに初めて行った。駅から徒歩3分(と公式HPに書いてある)の道のりをなぜか15分かかる。生きるのに向いていない。

色々な筆記具が試せるしと思って、選んだ紙でノート作ってもらっている間に色々試し書きした。マイルドゼブラという色の強すぎない蛍光(?)ペン?マーカーが良くて

欲しかったけどマーカーする程大事な書類特に自分で作らない事に気がついた。あと、セントロペン platoという万年筆が細身でよかった。今使っているペリカーノJr.はボディがコロンとしていて一文字一文字書くぞーって感じで書くから結構疲れるのだけどセントロペンは細身なので無駄な力が入らず私には向いてそうだなと思ったので今度買いたい。青と黄色の表紙の、特殊紙を挟んだ薄いノートを使って絵の実験をしてみようと思う。

 

今回は以上になります。

コミティア105

に行ってきた。

ひとつひとつ気になったヤツをメモとして挙げる。

 

またよしさんが個展をやるらしい

システムキッチンぱんつ

2013年8月23日〜9月1日まで、千駄ヶ谷Laundry Graphics Gallery 

コミティアでは販売予定の画集がサンプルとしてあったのですが、

印刷がGRAPHでした。綺麗。魔人とのばらの魔女の時と同じ。

 

 

足摺り水族館

panpanyaさんの漫画。

とても良いですね。これも印刷がGRAPHだった、流行ってるのかな。

おまけで魚入り水槽の「さかな飼育キット」がついてきた。帯に「TRY IT!!」「fish OK!!」と書いてある。魚大丈夫、緩い。

漫画の背景は割とペンで克明に描かれていて、人間が鉛筆?でちょっとさらさらと描いてあったりするのが良かった。こういうやりかたもあるのかー。

漫画の描き方としてぱっと見は奇妙なんだけど話がしっかりしてるのも良い。褒めるところしか今のところ無い。

 

不可不可 ××の彼女が可愛かったので……

表紙に名前がないしどこまで言及していいのか分からないけど、

真っ先に買いに行った、今回買った中で唯一のR-18本。

寝取りものだった。相変わらず描く女の子がふにふにで可愛いかった。

 

アザーサイド

ネルノダイスキさんの漫画。死後の世界を旅する主人公が見た景色が凄かった。

よくあんな造形思いつくなと思った。絵も凄まじいのでおすすめします。

 

追記

岩脈

嘉江さんの漫画。キャラクターの情報を極力簡略化していて、フリーハンドで書かれた背景と相まって夢の中の様な不思議な感じ。

 

ユースカ

ジオラマの後継誌ということかな。粒ぞろいで凄い。

 

1コママンガ50

Ganmoさんのイラスト本。イラストレーションがめっちゃうまい。印刷はレトロ印刷かなあと思う、あの感じがぴったりのイラスト。

グルスキーとテクスチャ

グルスキー展のマドンナを見て、あーこの群衆はマドンナのためのテクスチャなんだなって思って凄く狂気を感じたんだけど今日クラブで踊っていてテクスチャになるの気持ちいいと思いました。